向陽台病院は、長期療養を必要とする患者さまに対して療養上必要な医学的管理、看護、介護、リハビリテーションなどを提供する、千歳市内唯一の医療療養型病院です。
個室4室、2人部屋6室、4人部屋11室を用意しています。また、各部屋にカード式のテレビ、冷蔵庫を備え付けていますので、いつも快適にお時間をお過ごし頂けます。
一般浴室は、まるで街の銭湯を思わせるような大浴場で、その快適な空間は安らぎと温もりを与えてくれています。
また、特殊浴場はお体の不自由な方のためのリフトバスを設置しております。
私共、向陽台病院スタッフは患者さま皆様方が笑顔で療養される事を願い、日々の看護・介護に取り組んでおります。
施設見学やご質問などがございましたら、お気軽に当院スタッフにお声をかけてくださいますようお願い致します。
~地域に根差して、地域の皆さんとともに~
向陽台病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当院は、平成13年(2001年)1月のこの向陽台地区(北海道千歳市)での開院時から、市内唯一の医療療養型病院(60床)として、高齢者の方々を中心とした慢性期・終末期を主体とした医療と介護・リハビリテーションの実践を担ってまいりました。
私たちは、当法人・当院が掲げる理念と基本方針(「先進」・「安全」・「安らぎ」・「快適」)、そして開院以来積み重ねてきた豊かな実践を大切にしつつ、時代とともに変化する医療・介護情勢やニーズに機敏に対応した、特に「皆さんの人権に配慮し、心・想いに寄り添う」という点にも合致した、あたたかな診療(予防医療。健康増進も含めた)・療養支援や介護・リハビリテーションの内容・質等の更なる追及を継続してまいります。
また、系列病院である千歳第一病院、関連法人である医療法人資生会、をはじめとした各医療機関・介護事業所、官公庁・行政・各医師会、そして他職種の方々等とも「顔の見える」密接な連携を進めながら、この地域に根差した、この地域の皆さんに貢献できる医療・介護活動を展開し、「広域かつ地域に開かれた、そして地域の皆さんから必要とされる病院」として成長し、この地域における慢性期医療の中核的拠点を担い、地域医療の複合的課題の解決に貢献していけるよう、職員一同団結を固め、全力で、熱意・気概をもって、一層の充実へ向けて誠実かつ確実に努力を継続してまいります。
更に、だれもが働きやすくやりがい・働きがいのある職場づくり、次代の「多職種協働の地域医療」を担う豊かな心と倫理観を含めた幅広い能力をもち信頼される優れた人材の育成、も継続して推進してまいります。
2022年度も世界中が新型コロナウイルス感染症の流行拡大に翻弄され、多くの方々の命も奪われてしまいました。苦しんでおられる、そして苦しんでこられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。今年度が、この間の混乱から"次の段階"への大きな一歩を踏み出せる1年となることをを願ってやみません。
また、命や人権を尊ぶ集団として、日本・国際社会の平和・安定につながる医療・介護活動等の展開にも視野を広げてまいります。
より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2023年4月
向陽台病院 院長 加藤達也
平成13年 医師免許取得
平成13年 北海道民医連入職
以降、法人内大規模・中規模病院、各診療所・クリニック(院・所長、副院長を歴任)にて、一貫してプライマリ・ケア医として診療に従事。
他法人(2法人)にての札幌市内内科クリニック勤務(院長 同時に治験責任医師も経験)を経て、2020年4月より現職(当法人理事も兼任)。
日本プライマリ・ケア連合学会代議員・認定指導医・認定医
厚生労働省認知症サポート医
ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター(日本化学療法学会推薦)
日本慢性期医療協会リハビリテーション指示医
厚生労働省認定緩和ケア研修会修了
厚生労働省臨床研修指導医
日本スポーツ協会認定スポーツドクター
日本医師会認定産業医
日本禁煙学会認定指導医
サンシャイン総合学園札幌校非常勤講師
他
〒066-0057
【療養病床60床】
1人床4室、2人床6室、4人床11室
内科
整形外科
リハビリテーション科
向陽台病院では、地域の皆様がより安心して医療を受けることができますよう、千歳地域外の医療機関との連携協定を締結し相談体制を整えています。
当院と協定を締結している医療機関は下記のとおりです。
〇 国立大学法人 北海道大学 北海道大学病院
〇 独立行政法人 国立病院機構 北海道医療センター
〇 社会医療法人禎心会 札幌禎心会病院
〇 JA北海道厚生連 札幌厚生病院
療養病棟入院基本料1<60床>
脳血管リハビリテーション(Ⅲ)
運動器リハビリテーション(Ⅱ)
認知症ケア加算(Ⅱ)
入院時食事療法(Ⅰ)及び入院時生活療養費(Ⅰ)
CT撮影及びMRI撮影
診療録管理体制加算(Ⅱ)
データー提出加算(Ⅰ)
・当法人が定めている「患者さまの権利」を受診・入院される皆さんと当院スタッフが尊重し、平等・公正な医療・介護を行います。
・十分な話し合いのもと、患者さんの意思を尊重した医療・介護を提供します。
・医学的適応・科学的見地に基づいた質の高い医療・介護の提供に努めます。
・院内会議等(向陽台会議、スタッフカンファレンス、等)の方針に従います。
・患者さんのプライバシーを尊重し、職務上守秘義務の遵守と個人情報保護を徹底します。
・終末期医療(人生の最終段階における医療)
当法人「人生の最終段階(看取り)に関する指針」を参考にして行います。終末期であることを客観的な情報に基づいて判断し、患者さん御本人の意思を尊重するとともに、患者さん・御家族と当院チームとの十分な話し合いにより方針を決定することを原則とします。また、可能な限り疼痛や不快な症状を緩和し、精神的・社会的援助も含めた総合的な医療及び介護を行います。なお、当院ではいかなる場合も積極的な安楽死や自殺幇助の行為は行いません。
・DNAR(Do Not Attempt Resuscitation)の指示について
DNARとは「心肺蘇生を行わないこと」であり、主治医は心肺蘇生の有効性と限界について患者さんや御家族、代理人に説明を行い、理解と同意を求めます。その上で、
(1)患者さんが意思表示できる間に、延命治療等終末期医療に対する希望を確認し、それを尊重します。
(2)患者さんの意思が確認できない場合で、御家族等から患者さんの意思が推定できる場合は、それを尊重します。
(3)患者さんの意思が確認も推定もできない場合、御家族等との十分な話し合いで当方との意見の一致があれば、それを尊重します。
(4)患者さんの意思が確認も推定もできない場合で、御家族等の意見と当方の一致がみられない場合は、一致がみられるよう配慮を継続しつつ、日々の対応等に関してスタッフチームにて当院「臨床倫理の基本方針」(本指針1)に従い慎重に判断します。なお、当院ではいかなる場合も積極的な安楽死や自殺幇助の行為は行いません。
(5)必要に応じDNAR指示を見直し、その妥当性を再検討し、御家族等に説明します。
・身体抑制
当法人が定めた「医療安全マニュアル」に従います。身体抑制を行わない・回避することが前提でありますが、患者さんの安全を確保するために身体抑制・行動制限を実施する必要がある際は、その軽減・最小化(期間含め必要最低限に)と解除に向けて適切かつ継続的に取り組みます。患者さん・御家族、他患者さんの不安の軽減への配慮も要します。
・説明と同意
十分な情報を提供し、理解と自主的な同意を得た上で、医療・介護を提供します。
・自己判断・意思決定能力が低下・欠如している(意識不明等含め)患者さんへの対応
適切な代理人の方に説明し、同意を得ることとします。適切な代理人の方がいない場合は、担当者が当院「臨床倫理の基本方針」(本指針1)に従い判断します。
・法的判断能力のある患者さんの治療拒否
治療によって生じる負担と利益を提示し、その上で、患者さんは望まない治療を拒否できる権利を有します。ただし、感染症法等に基づき、治療拒否が制限される場合があります。また、必要に応じて院内会議等で検討し、その方針に従います。
・医療行為の妥当性
当院「臨床倫理の基本方針」(本指針1)に従って、判断します。
・真実の開示
当法人「個人情報安全管理マニュアル」に従いますが、原則として開示します。ただし、受診・入院される皆さんやその関係の方々が望まない場合はその意思を尊重します。
・献体・剖検、臓器提供
当法人で作成した「医療安全マニュアル」に従って対応します。
・当院「臨床倫理の基本方針」(本指針1)に従い判断します。
・必要に応じ院内会議等で十分な議論を重ね、その方針に従います。
・この指針は、定期的に院内会議等にて見直し・改訂を行い、運用していきます。
令和4年7月20日 制定・施行
〒066-0057 北海道千歳市若草1丁目10番11号
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