乳がんのお話し
乳がん(乳癌)にかかる女性の数は年々増加しており、平成12年にはとうとう胃癌を抜いて女性の癌発生率第1位になってしまいました。
一生のうちで乳癌になる人の割合(生涯疾患率)は4%であり、日本人女性の25人に1人が乳癌になる計算になります。
ちなみに米国では女性の8人に1人が乳癌にかかるという統計があるほどで、クリントン前大統領も乳癌早期発見のためにマンモグラフィ(乳房X線撮影)検診の必要性について言及しました。米国では1990年以降、乳癌による死亡率が減少していますが、これはマンモグラフィの普及による早期発見が大きく寄与しています。 |
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さて、乳癌で手術を受ける方の9割弱は「しこり」がきっかけで診断されています。偶然、胸に触って大きなしこりに気が付き受診される方が少なくありません。手術後の治療成績(癌が治るかどうか)は、このしこりの大きさに左右されるとさえいわれています。ですから小さいうちに見つけることがとても重要で、そのためには定期的に自分の乳房に触って自己検診を行なうことが大切です。閉経前の女性は月経がきて7日目に、閉経後の女性は毎月決まった日に自己検診を行なうのが理想的です。こうすることによって、偶然触って気が付く大きさの半分以下の小さなしこりを発見できる可能性が高まります。
なお、しこりとして触れるものの多くは乳腺症や良性腫瘍であり、治療の必要性のないものです。ですから、しこりを触れたからといってすぐに「自分は乳癌に違いない」などと悲観することはありません。もししこりを触れたら、自分ひとりで悩まないで医師に相談しましょう。当院では最新のマンモグラフィを備えていますので、安心して検査を受けてください。
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