外科
外科では通常のケガ(外傷)ばかりでなく開胸・開腹手術や痔の手術、さらにがん治療も行います。とくに乳がん検診に力を発揮するマンモグラフィーは女性の技師が担当しております。
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午前(09:00〜12:00) |
服部 |
南田 |
小出 |
南田 |
服部 |
交代制 |
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南田
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小出 |
南田 |
小出 |
南田 |
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※ 午後5:00〜午後6:00の医師は当番制です。
肛門疾患の治療
【内痔核編】
内痔核はイボ痔とも呼ばれ、肛門の縁から2〜3cm奥にできる静脈瘤(静脈のコブ)と結合組織からなる柔らかい“かたまり”です。昔から内痔核がどうしてできるかは色々な説がありました。現在は肛門の粘膜の下にある「クッション」が排便時のイキミなどによって肛門の外に押し出されることが繰り返されることで生じると言われています。
内痔核の自覚症状は出血と脱出です。内痔核は痛みを感じる神経のないところにできますので、原則として痛みはありません。ただ、痔核が肛門の外にとび出して戻らなくなった時には激しい痛みを伴います(嵌頓痔核)。
内痔核は肛門の外へとび出した時の戻り具合によって四度に分類されます(図1参照)。
1度は外へとび出さないもの。2度は排便時にとび出すけれども自然に戻ってしまうもの。3度は指で戻さないと戻らないもの。4度は排便に関係なく出っぱなしのもの。内痔核はこの進行の程度によって治療法が違いますので、進行度を正しく判定するところから治療が始まります。
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図1 |
【内痔核の治療】
1度〜2度 (保存的治療)
・ 原則的に手術はしません。
・ 座薬や軟膏を肛門内に挿入することで出血を止めることができます。
・ 効果がなければ、内痔核に流入する血管を止める「硬化療法」(フェノールアーモンド油という薬を血管付近に注入)をします。痛みはありません。
・ 内痔核をこれ以上進行させないために便通を好ましい状態にする治療もします。
3度〜4度 (手術またはそれに準じた処置)
・ 保存的な治療では治癒しません。
・ 手術またはそれに準じた処置が必要となります。
〔手術治療〕
結紮切除法(開放法、半閉鎖法、完全閉鎖法)
超音波メス(ハーモニックスカルペル)による痔核切除
レーザーによる痔核焼灼
PPH(Circular Stapler を用いた痔核手術)
〔処 置〕
輪ゴム結紮療法;外来での処置可能=T〜U度の痔核に適応
ジオン注を用いた硬化療法;現在最も新しい治療法、注射のみで3〜4日入院 内視鏡的痔核結紮/硬化療法;肛門からカメラを入れて痔核を処置する
【どの治療法を選ぶか】
「痔」という病気はあくまでも良性の病気ですので、内痔核があるからといって手術を しなければいけないというものではありません。V度の内痔核があっても自覚症状が無い という人もいますので、手術を含めて治療を受けるか否かはあくまでご本人の苦痛の程度 によると思います。しかし、肛門という場所柄、我慢に我慢を重ねて、いよいよという時 になって病院を訪れる患者さまも多いようです。そういう方は、やはり進んだ痔核になっ ていることが多いものです。手術をすることで長年の苦痛から開放されて「こんなことな らもっと早くしてもらえば良かった」と笑顔で退院されていきます。
先にお示ししましたように、内痔核の治療といってもたくさんの選択肢があります。も ちろん、その施設によって得手不得手もありますし、機材や薬が無いのでできないという 病院もあります。また、どの治療法にも適応があり、利点と欠点があります。
1度と2度の内痔核は原則手術をしない、しない方が良いと思います。肛門という場所 は意外に敏感な所ですから、メスを入れることで新たな症状が出てくる場合もあるからで す。手術の適応となる3〜4度の場合、“患者さまの事情”も治療法の選択にあたり重要な 要素となります。まず、入院できるのか、できるのなら何日くらいかが一つの分かれ道に なります。入院できないのか、あるいは3日以内というのであれば、PPHかジオン注に よる硬化療法が適応となるかもしれません。「かもしれません」というのは内痔核以外に随 伴する病変が無いことが前提になるからです。輪ゴム結紮療法も外来でできる治療ですが、 1回に結紮する痔核は2個までで、比較的大きなものが適応です。肛門の緊張が強い若い 人にはお勧めしません。二週間くらいの入院が可能で、外痔核や切れ痔などを合併してい る人には、やはり結紮切除術をお勧めします。この手術は実績もあり、なにより「職人技」 が生きる治療法です。私の恩師は「毎日芸術作品をつくっているのと同じだよ」と言って いました。多くの肛門科の専門医がこの手術を勧めるのは、肛門にはどれ一つ同じ“絵柄” が無いということに起因しています。“絵柄”にあわせてデザインをする。痔核を取るだけ ではなく、形を整えることもあわせて行なうのです。
それぞれの治療法の利点欠点については、担当の医師に十分説明を受けて治療法をお選 び下さい。
文責 医療法人同仁会 千歳第一病院 院長 服部直樹 |